糖尿病内科
糖尿病とは
糖尿病とは『インスリンの作用が十分でないため、ブドウ糖が有効に使われずに血糖値が普段より高くなっている状態』のことです。
もう少しわかりやすく言うと、糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。
初期には自覚症状が少なく、気づかないまま進行することが多いため、早期発見と継続的な管理が重要です。
こんな症状や不安はありませんか?
- のどが渇きやすい、尿の回数が多い
- 疲れやすい、体重が急に減った
- 健康診断で「血糖値もしくはHbA1cが高い」と言われた
- 家族に糖尿病の人がいて、自分も心配
- 食事や運動のアドバイスを受けたい
上記に1つでも当てはまる方は受診をお勧めします。
糖尿病の種類はどのようなものがありますか?
糖尿病はいくつかの種類に分類されています。
「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他の特定の機序、疾患によるもの」、「妊娠糖尿病」があります。
1型糖尿病
1型糖尿病では膵臓からインスリンという血糖値を調整するホルモンがほとんど出なくなる(インスリン分泌低下)ことにより血糖値が高くなります。診断された時から生きていくために注射でインスリンを補う治療が必須(インスリン依存状態)になることも多いです。
当院での1型糖尿病のサポート
当院では、1型糖尿病の患者さまに対して、以下のようなサポートを行っています。
- 血糖、HbA1cの定期検査
- インスリン治療の導入・指導・調整
- 血糖自己測定(SMBG)や持続血糖測定(CGM)のサポート
- 食事や運動のアドバイス•合併症の予防と定期的なスクリーニング
また、当院では思春期・青年期の患者さんやそのご家族への心理的サポートも大切にしています。学校生活や仕事と両立しながら、無理なく治療を続けられるよう、丁寧にサポートしてまいります。
2型糖尿病
糖尿病と診断された多くの方がこの糖尿病にあてはまります。
2型糖尿病では、インスリンが出にくくなったり(インスリン分泌低下)、インスリンが効きにくくなったり(インスリン抵抗性)することによって慢性的に血糖値が高くなります。
2型糖尿病となる原因は遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎ(高脂肪食)、運動不足などの生活習慣、肥満などの環境的な影響があるといわれています。
2型糖尿病の方全員に生活習慣の問題があるわけではありません。ただ、血糖値を望ましい範囲に調整するためには、食事や運動習慣の見直しがとても重要です。それに加えて、飲み薬や注射などの薬も必要に応じて利用して治療をおこないます。
その他の特定の機序、疾患によるもの
糖尿病以外の病気や治療薬の影響で血糖値が上昇し糖尿病を発症することがあります。
例えば、膵臓の病気(膵炎、膵癌など)、内分泌疾患(クッシング症候群など)、肝臓の病気(慢性肝炎、肝硬変など)、薬(ステロイド、インターフェロンなど)があります。
妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)
妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて見つかった糖代謝異常のことです。妊娠中に体内のホルモンバランスが変化し、インスリンの効きがわるくなり、血糖値が上がります。
ブドウ糖はお腹の中の赤ちゃんの栄養となるので、多すぎても少なすぎても成長に影響があります。そのため、無理な食事制限は禁物です。お腹の中の赤ちゃんに十分な栄養を与えながら、細やかな血糖管理をすることが大切です。
よくある質問
Q. 妊娠糖尿病でも普通分娩できますか?
血糖マネジメントが良好で、合併症がなければ可能です。ただし、巨大児や合併症がある場合は帝王切開が選ばれることもあります。
Q. 治ったらもう安心?
出産後に血糖が正常に戻っても、将来的な糖尿病発症のリスクが高いので、継続的な生活習慣の改善が重要です。
受診を迷っているあなたへ
もし今、
- 「まだ症状がないから、大丈夫かも…」
- 「怒られそうでこわい…」
- 「何をされるか不安…」
そんなふうに感じていたとしても、大丈夫です。
私たちの目的は、“あなたを責めること”ではなく、“一緒に健康を守ること”です。
糖尿病は正しく向き合えばコントロール可能な病気です。
そしてその第一歩は、「気づいたときに受診すること」。
あなたのこれからの健康のために。どうぞ安心してご来院ください。
